2012年7月24日火曜日

7月17日「ホームレス問題」担当省との交渉記録2


野宿生活者の追い出しに対する厚労省の発言です。渋谷区がやっていることが、厚労省見解からすら大きく逸脱していることが分かります。渋谷区は、地下駐車場からは当事者の意向を確認もせずに、ただ追い出し、現在美竹公園からは、別の場所の確保も確定もなく追い出そうとしています。
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厚生労働省・援護局地域福祉課課長補佐 金子雄一郎氏の発言

基本的にはホームレスの方にお声がけをして「どうしたいのか」と確認していただく。そして、その方が次に移っていただく場所、たとえば、自立支援施策として行っているものとしては自立支援センターとかシェルター、その方の状況によっては生活保護ということもあるかも分かりませんが、いずれにしても、そのホームレスの方がどこに行かれるのか、どこに移っていただくのか、ということを確保するなり確定していただかないとですね。ただ、出ていけ、ということでは、そこは円滑にということではございませんので、基本的にはそういった手続きが行われていることが望ましいという風に考えています。

ホームレスの方に別の場所に移っていただくというときには、次の場所をどこにしていただくのかといったことも、当人にアプローチをしていただいて、確認をしていただくとそして、移っていただくというのが法律で言われている趣旨だと考えています。