こちら側は、20名から30名くらいが集まり、美竹公園フェンス前で交渉を持ちました。
公園課は、吉武課長、小林係長、公園課職員(ビデオ係)の3人でした。
公園課は、いきなりの11日フェンス封鎖についての謝罪の言葉を口にすることはありませんでした。
また、事前告知について、まだ準備工の段階だから11日からお知らせすればいい、という理屈を考えたようですが、当然これは破綻しています。
工事区域外の園内移転については、公園課は否定的な態度でしたが、その合理的な理由は説明出来ませんでした。
また、宮下公園のことでも、小林係長が注目すべき発言をしています。
若干長いですが、、、。
美竹公園整備工事図(灰色部分が工事区域、右上の長方形部分がジョーダンコート)
吉武「15分にします。」
こちら「15分でできる話なのか?」
吉武「説明するにあたって、ずいぶん皆さん大勢いるので、出きれば2、3人の方に」
こちら「何いっているの?」
吉武「ルールを決めさせていただけきます。」
こちら「ルールを無視して閉めたのはそっちだ。」
吉武課長なぜかやたらに3名での交渉にこだわり少し紛糾。この後もところどころで人数を絞りたがる。
吉武「前回、傍聴(都市環境委員会)もされていたので、ご理解されていることと思います。」
こちら「理解はしていない。理解できないから聞いているのだ。なぜ、事前告知しなかったのですか。」
吉武「これから工事に入って、まだ準備をしているところですから。」
こちら「全面的に工事するわけではないので、仲間のテントを移転するという手が充分ありえる。」
吉武「それは探してくださいよ。中では難しいです。全体を囲っているのは、整備するにあたって安全管理上必要だからやっているんですよ。」
こちら「これは工事が目的なの、排除(野宿生活者)が目的なの?」
吉武「工事ですよ、もちろん。排除は目的ではないですよ。」
こちら「だったら、園内移転が出来ますよね。」
吉武「工事の安全上の問題から園内移転はできません。重機が入ったりしますから。私たちは移転は認めません。」
こちら「具体的にジョーダンコートの周りとか重機が入るのですか。」
吉武「重機が入らなくても作業の段取りの中ではいろいろな物をおかないといけない。」
こちら「よけて置けばいいでしょ。テントがあることを前提にしなければダメだよ。ここ(ジョーダンコートのまわり)は工事はやるのか。」
吉武「工事はやらないですけど。利用禁止区域だから移転は認めないって言っているんですよ。」
こちら「ジョーダンコートはどうするの」
吉武「使える環境になり次第使えるようにします。」
こちら「そのめぐりについてはどうするの。」
吉武「めぐりについてはまだお伝えする必要がない。あなたがたが望んでいるのが何なのか。」
こちら「園内移転って言っているじゃない。」
吉武「利用禁止区域なので出来ません。」
こちら「人が住んでいるのに利用禁止にするのがまずおかしいわけでしょ。」
吉武「そもそも認めてはいませんよ。」
こちら「ジョーダンコートを利用する人を含めて、住んでいる仲間に事前に告知してしかるべきでしょ。」
吉武「今、充分ていねいに対応させてもらっていますから。」
こちら「これのどこが丁寧な対応なの。」
吉武「いま、準備に入っているんです。」
こちら「突然、バリケードで封鎖して、それを告知したの。」
吉武「今日のところは、早いですが、止めさせてもらわないといけない。」
吉武課長、3人に絞って話すことにまだこだわる。 小林係長が、こちらの映像撮影を妨害する。役所側も堂々と撮影しているにも関わらずの横暴な行為に、紛糾。
こちら「事前告知が何もなかったことの合理的な説明をしてくださいよ。」
吉武「それは別に場所をかえて」
こちら「なんでここで話せないの」
吉武「事前告知に関しては、みなさんにこれから整備の話をしているし、これからもします。その後で工事に入ります。」
こちら「まだ工事をしていないという認識なの」
吉武「準備工をしています。」
こちら「工事期間が都市環では、6月8日から10月1日までと言っていたんだよ。(看板は6月11日から9月28日)。どうなってるの。」
吉武「早いですね。」
こちら「そんなところに、あなた方の姿勢がありありと表されているわけですよ。」
吉武「申し訳ないですが、ちゃんと話しましょうよ。」
こちら「丁寧に対応していくといっているが、小林さんは1週間をめどに出ていってください。これは丁寧な対応ですか。」
吉武「やっぱり期限が必要です。1週間で一生懸命やってますよ、われわれも。」
こちら「一生懸命やっているの?」
当事者「出入りする時に名前いうだけですよ。他はなにもない。」
こちら「アルミ缶をやれないということで脅しをかけているんだよ。」
吉武「新たな持ち込みに関しては、利用禁止区域なので、認めていません。」
こちら「生活しているんだよ。食えなくなるんだよ。どうするんだ。」
吉武「それは、お考えいただくしかないと思います。」
こちら「こういうのは追い出しというんだ。」
吉武「我々は公園整備をして公園管理をしている。」
こちら「公園管理上追い出しをしているというのが分かりませんか。」
吉武「ぜひ相談にきてください。福祉事務所の方に相談にきてください。」
こちら「順番がおかしいでしょ。まずフェンスで締めて、それで出ていけという形にして、それから丁寧に相談って、順番がおかしい。まず、はじめから丁寧な対応しているなら分かるよ。」
こちら「いきなりじゃないか。丁寧な対応でね、話し込んで工事やるから福祉事務所に行ってくれ、それが筋でしょ。そういうやり方を今まで公園課はやってきたわけ、曲がりなりにも。」
小林「話をしていますよ。」
こちら「工事をやるという話をしましたか。」
小林「しましたよ。」
こちら「えっ、いつしたの。」
小林「工事をやるというのは、その当日。みなさん分かっているはずです。」
こちら「当日言ったってしょうがない。朝6時30分からの工事だよ。」
こちら「工事をやるから福祉事務所に言ってくれ、ということで今までやってきたわけでしょ。小林さん」
小林「まさに、おっしゃったことを、当日に言っているんですよ。」
こちら「当日かよ。何を言っているんですか。」
小林「宮下(公園)と同じように対応はさせていただいています。」
こちら「宮下もたしかに当日全面閉鎖されました。除却命令の告知は誰も目にしない渋谷区役所の掲示板に貼りました。これが渋谷区のやり方だよね。当たり前になっているのかな、こういうやり方」
小林「確立はしていないです。宮下の時も、北側部分については、もうほとんどみなさんと話がついていて、誰もいなくなったから公園の閉鎖をした。」
こちら「誰もいなかったわけではない。それは嘘なんだけど。裁判で決着をつけましょう。ただ、宮下と同じというけど、条件は悪いとしても宮下の時は鳥小屋(代替地)をつくったわけよ。移転を実現させたわけよ。だから、ちがう。そう思わない。」
吉武、無言。
こちら「あなた、(まだ課長ではなかったから)知らないかもしれないけど、ちゃんと引き継いでおかないとダメだよ。こんなね、事前告知は当日しました、とこんなの誰だって通用しないよ。近隣住民にお知らせしたの。」
吉武「してます。」
こちら「いつ告知したの」
吉武「告知はしてないです。」
こちら「どういうこと」
吉武「当日、中の方にもしてますし。」
こちら「当日じゃ」
吉武「すいません。15分たちましたから。」
こちら「1週間で出ていけと言っているから、それはおかしいだろう、と思ってきているわけだよ。」
吉武「中の方には、いろいろ個々の事情があるから、それは相談聞きながらやっていきますよ。」
当事者「1週間は絶対無理ですよ。」
こちら「強制的な手段をとらないってそれだけは約束して。」
吉武「もう15分なので。」
こちら「週明けに改めて暴力的な手段をとる、これは絶対許さないからね。」
吉武「今、意見は聞きましたから。」
こちら「強制排除はするのか。」
吉武「公園の整備をします。」
こちら「整備に基づいて強制排除はするのか。」
吉武「中にいらっしゃる方には、これからも引き続き、福祉事務所と一緒に丁寧に対応させていただくのは間違いないですから。」
こちら「期限を区切らないで。」
吉武「人道的にもね、ちゃんと対応しますから。」
こちら「1週間というのはないっていうことでいいんだね。」
吉武課長、去る。